MCC(MPLAB Code Configurator)を操作して見る(操作編)
〔導入編〕
〔Timer〕
〔CLC〕
〔Memory〕
〔MPLAB X の使い方に戻る〕
前ページの〔導入編〕でMCCのインストールの行い方を記述しました。
このページでは操作の方法を簡単に書いて置きます、詳しい内容は、Microchip Developer Helpの
サイトで"MPLAB(R) Code Configurator (MCC)"を見ましょう。
又、このページでは、割り込みモジュール[Interrupt Module]とピン関連モジュール[Pin Module]に
システムクロック関連モジュール[System Module]の基本モジュールのみの説明を記述します、
周辺機器モジュール関連は次ページ以降で記述します。
尚、ここでの説明は、[MPLAB X IDE v3.40][MCC Ver3.16]で対象チップはPIC16F18313での内容と
します。
それとぉ、MCCバージョンの古い物での操作説明の様ですが、
電子工作さんの"Code Configuratorの使い方"を一読する事をお勧めして置きます。
前ページでも書いたのですがぁ、生成されるファイルのコメントが英語だし、
ファイル(関数等も)が細かく分割されており等の理由によりプログラムが読み辛い記述なので、
覚書も含め私なりなMCCの使い方を書いて置こうと思います。
《MCC起動》
起動させるには、IDEメニューバーの[Tools]→[Embedded]を順番にクリックし、
"MPLAB(R) Code Configurator V3:Open/Close"をクリックします。
クリック後表示までしばらく掛かります。
下記がMCCの設定操作画面です。
設定画面は、プロジェクトで開いているPICのチップに対応したモジュールやレジスタとなっています。
これが初期起動時の立ち上げ画面です、PICチップはPIC16F18313での例です。
MCC設定画面の説明
@ Project Resources
ここで設定を行うモジュールの切り換えを行います。
選択すると右側ウインドウ(C)が選択したモジュールの設定画面に切り替わります。
・System Module − システムクロックとコンフィギュレーションの設定をする機能
・Pin Module − ピンの情報を設定する機能
・Interrupt Module − 割り込みの情報を設定する機能
以上の3モジュールがデフォルトモジュールです。
A Device Resources
ここで設定を行いたい周辺機器のモジュールを選びます。
例えば、TIMER0を選ぶ場合は
1. Timerの文字をダブルクリックするか左横の▼をクリックします。
2. 左図の様になるので、TMR0をダブルクリックします。
(この後、少し時間が掛かります)
3. TIMR0の文字が消え、上側のウインドウ部(@)に表示されます。
左図の様になります、右側の四角Xで取り消しです。
B Versions
文字通りバージョンの説明でしょう。
C System Module
ここが@で選んだモジュールのメイン設定ウインドウです、なのでモジュールにより表示内容は
変わります。
設定方法は2通り有り、
1つは簡単操作画面の[Easy Setup]タブ、これは上の初期画面がそうです、
後1つは、下図のレジスタ操作による画面[Registers]タブです。
コンフィギュレーションはこの画面で行うようですね。
※ 私のMCC利用的なやり方は、[Easy Setup]で設定を行い、[Registers]画面のレジスタ値を
Myプログラムに記述する的な、又は生成されたファイルを参照してMyプログラムに記述する的な
方法を行いますのでこれ以降の操作説明はそれらを踏まえたものになります。m(_ _)m
D Pin Manager:Grid[MCC]
PICピンの情報を設定する画面です、@の"Pin Module"画面と共に設定して行きます。
E Pin Manager:Package[MCC]
Dで設定されたピン情報をグラフィカルに表示するウインドウです。
《System Module》
"System Module"画面の設定方法です。
システムクロックとコンフィギュレーションの設定を行う機能です。
使用するシステムクロックを設定します、ここは必ず設定を行います。
でないとぉ以降で設定を行う周辺モジュールにも影響を与えるのでぇ、忘れずに!!。
もぉ、PICkerな人なら説明しなくても解りますよね?、
下に外部クロックで設定する場合のサンプル図を示して置きます。
※ コンフィギュレーションを行いたい人は[Registers]タブからどうぞぉ。
※ グレー表示されているボタン等は、現在の設定では操作不可を示します。
※ [Generate]ボタンをクリックすると、設定した内容で"main.c"やモジュール関連ファイルに
ヘッダファイル等が自動で生成されプロジェクトにも登録されます、
《Pin Module》
"Pin Module"画面の設定方法です。
使用するピンの情報を設定する機能です。
@ まずは、右上側ウインドウ画面に表示されているPICのピン配置図のパッケージを入力します。
下図画面のPackage:項に有るプルダウン設定ボタンから"PDIP8"を選びます。
まあ、別に操作しなくても良いのですがぁ...精神衛生上の問題でぇ...
A [Project Resources]ウインドウ画面で”Pin Module”をクリックします。
B 次に下側に有る[Pin Manager:Grid[MCC]]ウインドウ画面で操作を行います。
(RA5にデジタル入力の例とします)
なのでぇ、GPIO-inputのPortA[5]/PinNo.[2]が交差する
鍵マークをクリックします、鍵が緑色になり鍵ロック状態になります。
C メイン設定ウインドウに下記図の様に追加されます。
この画面でも操作可能です。
"Start High"をチェックするとRA5の起動時出力は"1"で初期化されます。
D 左図の様に、右上側ウインドウ画面のピン構成図は
表示されます。
《Interrupt Module》
"Interrupt Module"画面の設定方法です。
割り込みに関する情報を設定する機能です。
TIMR0とかを追加した場合は、ここでTIMR0関連の割り込みが追加されます。
こんな感じです、TIMR0割り込みを行う場合はチェックします。
《その他》
次ページ以降で周辺機器モジュールを記述して行きます。
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