MCC(MPLAB Code Configurator)を操作して見る(CLC編)
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〔操作編〕
〔Timer〕
〔Memory〕
〔MPLAB X の使い方に戻る〕
前前ページの〔導入編〕でMCCのインストールの行い方を記述しました。
前ページの〔操作編〕でMCCの基本モジュール[System Module][Pin Module][Interrupt Module]の
操作方法を記述しました、なので基本操作は読んでいる者として以下は記述します。
このページでは〔CLC編〕としてCLC1/CLC2の操作方法です。
操作例は、PIC16F18313で記述します、尚、[Generate]しないで設定されたデータを参照する方法です。
CLCモジュール設定ウインドウの開き方
IDE左側まんなかのウインドウの[Device Resources]画面で操作を行います。
(CLC1での説明です)
1. CLCの文字をダブルクリックするか左横の▼をクリックします。
2. 左図の様になるので、CLC1をダブルクリックします。
(この後、少し時間が掛かります)
3. CLC1の文字が消え、設定ウインドウが展開されます。
《CLC1》
”CLC1”画面の設定方法です。
下記が立ち上げ時の初期画面です、CLCは"Configurable Logic Cell"の略です。
16F18313にはロジックモジュールは2個(CLC1/CLC2)有り、1つのモジュール当り4つの入力が出来、
24個の選択可能な入力源(PWM/OSC/TMR/外部PIN等)が有ります。

ロジック表示の部分にマウスを持って行き、マウスのグルグルを回せば表示が拡大されます。
操作説明は、下記図のロジック構成で行います。

左図ではPWM3となっていますがPWM5を
使います。
操作@

ロジック構成のモードで"4-input AND"を選択
します。
左図の様に全部で8種類のロジックが構成可能
詳しい内容はデータシートを見ましょう。
又は、こちらのマニュアルが詳しいでしょう。
操作A

4つの入力が出来ますが、
入力1に外部入力の"CLCIN1"を選択します。
そして入力2には"PWM5"を選択しましょう。
(下図を参照)
操作B

赤枠の部分をクリックすると、その度に下記の様に変わります。


Aで選択した入力信号(CLCIN1/
PWM5)をゲートに接続します。
通常はゲート1と2のみ接続を
行なえば良い様に思うのですがぁ
前回12F1501/16F1705の時に
ゲート3と4にも接続しないと
動作しなかった経緯が有るので
PWM5を接続しています。

左図の赤枠部分を
クリックすると
反転出力されます。
操作C

"CLCIN1"はRA5から入力し、
"CLC1OUT"はRA2から出力する
ので左図の赤枠の部分をクリック
鍵がロックされます。

ちなみぃ、[Project Resources]ウインドウ画面で”Pin Module”をクリックします、
するとぉ、上図の様な画面になります。
操作D
以上で操作完了です。
後は、レジスタ設定画面に切り替えて、レジスタ値を参照するだけですがぁ、
[Generate]ボタンを押し自動生成されたファイル"clc1.c"と"pin_manager.c"を参照するか、
コピーペっしても良いでしょう。
或いは、生成されたプロジェクトをそのまま利用するとかぁ....
《その他》
CLC機能を利用したアプリケーションの例は、”構成可能なロジックセルのヒントとコツ ”を
参考にして下さい。
PIC16F18313によるCLCのサンプルプログラムと記事はこちらを参照下さい。
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