XBee3の新機能を試す。(PyCharm-操作編)

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前回は"PyCharm-インストール編"を書きました。
このページではXBee MicroPythonを使った「PyCharm」の操作方法を書いて置きます。
尚、このページは少しずつ操作方法が充実して行く事でしょう、たぶん。

《ちょいとぉサンプルを動かす》

@ "PyCharm"を起動させます

PyCharmようこそ画面4
PyCharmへようこそ」画面の
メニューから”Import XBee MicroPython Sample Project”をクリックします。

A この画面から、既存のサンプルに基づいて新しいXBee MicroPythonプロジェクトを作成できます。

Import XBee MicroPython Sample 画面1
メニューから”Digi XBee3 Zigbee3”を選択します。
[次へ]ボタンをクリックします。

B この画面には色々なサンプルが用意されていますね。

Import XBee MicroPython Sample 画面2
ここでは、”Blinking LED”を選択して見ます、[次へ]ボタンをクリックします。
尚、”Browse source in GitHub”をクリックすると、サンプルソースを表示します。

 「Blinking LED
  この例では、I/Oピンのステータスを初期化及び管理する方法の例を示して、V0ピンAPIの使用方法を
  示します。LEDのステータスを1秒ごとに切り替えます。」
  XBee3の13番ピン(DIO9)にLEDを接続します。(XBee3側にLEDの足が長いほうを繋ぐ)

C プロジェクトの作成先が表示されます。

Import XBee MicroPython Sample 画面3
"全ページ"でインストールした「Python 3.7 インタープリター」が選択されている事を確認しましょう。
選択されていない場合は、ここのページを参考に操作しましょう。
[作成]ボタンをクリックします。

D プロジェクトの”blinking_led”が表示されます。

blinking_ledのプロジェクト画面


E ”blinking_led”をビルドします

ビルド操作図 メニューバーから[ビルド(B)]→[プロジェクトのビルド]
を順番にクリックします。
又は、図の赤丸の場所アイコンをクリックします。


F エラーがあった場合はこんな感じです
  正常終了時は何も表示されない様だがぁ....

ビルドのエラー図1

ビルドのエラー図2 [インスペクション結果]を
みてみるとぉ
インスペクション:検証・調査

G XBee3を"PyCharm"と接続させます

  USBケーブルでPCと接続します、XBee3側のボーレートは"115200"になっていますね。
  XBee3側は”APフィールドでMicroPython REPL [4]”を選択していますよね。
Discover and select an XBee device ツールバーにある[Select an XBee device]のプルダウン
メニューから、"Discover and select an XBee device"を
選択します。

XBee Device Selector 画面
[XBee Device Selector]ダイアログが表示され接続しているXBeeが検索されます。
検索されたら「XBee3 device」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
COM8-XBee3となります。

H ”blinking_led”をXBee3に書き込み(実行)します

blinking_ledの書き込み操作図
メニューバーから[実行(U)]→[実行(U)'blinking_led']を順番にクリックします。
又は、図の赤丸の場所アイコンをクリックします。

実行の画面
[実行]のダイアログが現れて実行操作情報が表示されます。
その後、XBee3と接続されプログラム(main.mpy)がフラッシュメモリに書込まれ実行されます。

XBee REPL Console 画面
[XBee REPL Console]のダイアログが現れて実行内容が表示されます。
このコンソールで、[CTRL]+[C]をキー入力するとプログラム実行は中断されます。
このコンソールがあると言う事はXBee3と"MicroPython"の通信ができると言う事ですね。

《最初からMicroPythonプロジェクトを作成する》  *1)

@ "PyCharm"を起動させます

PyCharmようこそ画面4
PyCharmへようこそ」画面の
メニューから”Create New XBee MicroPython Project”をクリックします。

A この画面から、新しいXBee MicroPythonプロジェクトを作成できます。

Create XBee MicroPython Project 画面1
メニューから”Digi XBee3 Zigbee3”を選択します。
[次へ]ボタンをクリックします。

B 次の画面はライブラリをインポートする操作です。

Create XBee MicroPython Project 画面2
ここではインポートしない方が良いようです、このまま[次へ]ボタンをクリックします。

C プロジェクトの作成先が表示されます。

Create XBee MicroPython Project 画面3
ロケーションを変更します、プロジェクトファイルの格納先です。
"全ページ"でインストールした「Python 3.7 インタープリター」が選択されている事を確認しましょう。
選択されていない場合は、ここのページを参考に操作しましょう。
[作成]ボタンをクリックします。

D 新しいプロジェクトが表示されます。

新しいプロジェクト画面


[ 新しいファイル ]

左ペイン画面の[プロジェクト]より、プロジェクト名(ここでは"untitled")の所でマウスの右ボタンを押す
サブメニューから[新規(N)]→[MicroPython File]を選択する。

New XBee MicroPython File 画面
選択後[New MicroPython File]ウインドウが表示されるので新規ファイル名を入力する。


[ ライブラリファイルを作成する場合 ]

ライブラリファイルを作成する場合は、ディレクトリ名を[lib]にします。
[lib]を作成し、ライブファイルを作成したのだが旨くいかず、やり方を知らないだけかも?
なので以下の方法で行った。

New XBee MicroPython File 画面
PyCharmのメニューバーから[XBee(X)]→[Import Libraries]を順番にクリックします。

Import XBee MicroPython Libraries 画面
この画面で、"ds1621 Librarie"/"hdc1080 Librarie"の何方でも良いのでチェックを入れます。
ここでは、"hdc1080 Librarie"です、[OK]ボタンをクリックします。

hdc1080 LibrarieがImportされたプロジェクト画面
プロジェクトに"hdc1080 Librarie"が追加されましたね。
"main.py"ファイルにも"import hdc1080"が追加されています。
この"hdc1080.py"は使わないなら削除して使用するライブラリファイルを
追加するか新規ライブラリファイルを作成しましょう。


《How-Tos》

[ デバッグ ]

XBeeデバイスを使用してデバッグはできない様である。
残念 (´._.`) 、次回のバージョンアップに期待しよう o(^ー^)o ですよねDigiさん。

[ XBee起動時の自動実行 ]

PSコマンド設定画面
上記記載の様にPyCharmで[実行]操作を行うと、
XBee3のPSフィールド(MicroPython Auto Stat)が"Enabled[1]"になります。

デフォルトでは、プラグインは、起動する度にフラッシュされたMicroPythonアプリケーションを
自動的に実行するようにXBeeデバイスを構成します。
モジュールの起動時にMicroPythonアプリケーションを自動的に実行しない様にするには。

実行/デバック構成画面
メニューバーから[実行(U)]→[構成の編集(R)...]を順番にクリックします。
[実行/デバック構成]のダイアログで赤丸のチェックを外します。


[ クイックドキュメントポップアップの表示 ]

プラグインの最も興味深い機能の1つは、モジュール、メソッド、及びクラスに関する完全な
ドキュメントを使用してコードを作成する際に役立たせる事です。
このオプションはデフォルトでPyCharmで無効になっています。

設定画面
メニューバーから[ファイル(F)]→[設定(T)...]を順番にクリックします。
[設定]のダイアログが表示されます、
左側ウインドウペインより[エディター]の[V]をクリック、[一般]の[V]をクリック、
[コード補完]を選びます。赤丸の所にチェックを入れます。
後は、[適用(A)]をクリックし、[OK]を押して終了です。





《最初からMicroPythonプロジェクトを作成する》を追記(*1) 2019/08/25


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