プログラムソースを編集する(MPLAB X)
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ここではプログラムソースを編集する場合に知っていると便利かもな操作を書いて置きます。
編集操作する場合の[エディタ:Editor]に関するオプション設定の説明です。
[Editor]オプション
MPLAB X メニューバーの「Tools」 → 「Options」を順番にクリックします。
[Editor]の[Formatting]タブを開く
"Number of Spaces per Indent":自動挿入されるインデント(文字下げ)の空白数を指定
"Tab Size":[TAB]キーを押した時の空白数を指定
数値を変更すると右側の"Preview"画面でアンバイを確認出来ます。
[Editor]の[Code Templates]タブを開く
C言語のキーワード文字が省略文字で入力が出来ます。
例えば、"def"と入力し[TAB]キーを押すと"#define"と入力されます。
勿論、新規に省略文字を追加可能です。
また、"Expand Template on"の設定を替えれば[TAB]キー以外に割り付けられます。
[Fonts & Colors]オプション
MPLAB X メニューバーの「Tools」 → 「Options」を順番にクリックします。
[Fonts & Colors]の[Syntax]タブを開く
この画面でエディタの文字サイズにフォントや文字などの色を指定出来ます。
プログラムソースの作成と編集を行うエディタのツールバーについて説明します。
@ Last Edited: 最後に編集をおこなった行に移動します。
A Back:
B Forward:
C Find Selection: 選択したテキストの最初に現れる場所を探します。
D Find Previous Occurrence: 選択したテキストの前の出現を検索します。
E Find Next Occurrence: 選択したテキストの次の出現を検索します。
F Toggle Highlight Search: 選択したテキストの反転表示ON/OFF切り替えます。
例えば、"ANSEL"を選択していた場合はこんな風に反転表示します。
G Previous Bookmark: 前のブックマークの場所に移動します。
H Next Bookmark: 次のブックマークの場所に移動します。
I Toggle Bookmark: カーソル位置の行をブックマークON/OFF切り替えます。
(ブックマークの一括OFFもアイコンを表示させれば可能ですがぁ....)
J Shift Left : 選択した行(複数可)のインデントを左側に上げます。
K Shift Right: 選択した行(複数可)のインデントを右側に下げます。
L Start Macro Recording: 操作したキーの記録を開始します。
M Stop Macro Recording : 操作したキーの記録を停止します。
N Comment :選択した行(複数可)に"//"を付けてコメントにします。
O Uncomment:選択した行(複数可)の"//"を外します。
P Go to Header/Source:関連するソースコードとヘッダーとの間で移動します。
例えば、"Lib.c"と"Lib.h"が有ればこの間でのみ表示の切り替えを行います。
Macro操作
上のLMでキー操作の動作を記録したら、ショートカットを登録して実行させられます。
良く操作する動作等を作成してマクロ登録して置けば便利でしょう。
1.Lのアイコンをクリックします、次から押されたキーの操作を記録開始します。
2.キー操作が終了したらMをクリックします、
左画面が表示されるのでマクロ名を入力して
[OK]をクリックです。
(ここでは"test"と入力しています)
3.上図の[Editor Macros]画面が表示されます、[Set Shortcut..]ボタンをクリック。
表示される[add Shortcut]画面で操作する為のショートカットキーを登録します、
上図の赤文字は"Ctrl+A"を登録しようとしたが既に別の機能に割り当てられているのでダメダメよぉ。
"Alt+1"で登録しました、後は[OK]ボタンを押します。
4.登録されたので、"Alt+1"を押すと記録された操作が実行されます。
操作1
例えば"stdio.h"のヘッダファイル表示させるには、
"#include <stdio.h>"の行に移動し、マウスの右ボタンをクリックします。
表示されたメニューから「Navigate」 → 「Go to Declaration」を順番にクリックします。
操作2
例えば"ANSEL"が実装されているヘッダファイル表示させるには、
"ANSEL"を記述している行に移動後、"ANSEL"の文字をマウスの右ボタンでクリックします。
表示されたメニューから「Navigate」 → 「Go to Implementation」を順番にクリックします。
操作3
エディタ画面の何処でも良いのですが、マウスの右ボタンをクリックします。
(但し、"#include xxxx.h"の行以外です)
表示されたメニューから「Navigate」 → 「View Includes Hierarchy」を順番にクリックします。
下記の画面が表示されます。(ピン止めして置けば使いやすいかもね)
表示させたいヘッダファイルをクリックし、マウスの右ボタンを押します。
表示されたメニューから「Go to File」をクリックします。
例えば"test.c"を分割せる場合で、
[test.c]のタブの部分にマウスを
移動させ左ボタンを押したまま、
エディタ画面内の上下左右の
位置へドラッグさせます。
移動させると上下左右に赤枠が
目安で表示されるのでその時に
マウスボタンを放して下さい。
[MPLAB X IDE]ウィンドウの外へ
ドラッグ&ドロップした場合は
エディタ画面が切り離されます。
[test.c]のタブの部分でマウスの
右ボタンをクリックし表示された
メニューから「Undock Window」を
選択した場合もエディタ画面が
切り離されます。
画面左図は上下に分割しています、右図は画面切り離しです。
(同じファイルが画面上下に分割されれば便利な場合が有るのですがぁ....)
[MPLAB X IDE]の左側ウインドウに有る[Dashboard]画面内のこのアイコンをクリックします。
"Browse for Saved Local Datasheet"を選んだ場合は、保存しているHDDの中から表示されます。
"Microchip Product Website Page"を選んだ場合は、マイクロチップのサイトを表示するので、
そこからPDFを選び開きます。(たぶん最新のデータシートでしょう)
[Dashboard]画面が表示されていない場合は、
メニューバー「Window」 → 「Dashboard」を順番にクリックします。
エディタ画面エリアに表示されるので左側のウインドウへドラッグ&ドロップを行えば良いでしょう。
● ダッシュボード表示のさせ方や、__CONFIG のエラーについての話や、"#pragma config"の記述に
ついての話は、こちらのページを参照下さい。
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