MPLAB X にてプロジェクトを作成する

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プロジェクトウイザード画面を使用して作成します。

プロジェクト作成1
@IDEメニューバーの「File」 → 「New Project...」をマウスで順番にクリックします。

プロジェクト作成2

A Step 1. プロジェクトの種類を選択する画面です。
 "Microchip Embedded"と"Standalone Project"を選択し、[Next]ボタンをクリック。

プロジェクト作成3

BStep 2. PICの選択画面です。
 この例ではPIC12F1501を選びました。
 "Family:Mid-Range 8-bit MCUs (PIC 12/16/MCP)"を選択して、
 "Device:PIC 12F1501"を選んでいます、でその後に[Next]ボタンをクリック。

プロジェクト作成4

CStep 3. ヘッダーの使用有無画面です。
 選択したPICでヘッダーが利用可能であれば表示されます、まぁ、このまま[Next]ボタンをクリック。

プロジェクト作成5

DStep 4. ツールの選択画面です。
 PICkit3を選択して、[Next]ボタンをクリック。
 自分が利用しているツールを選択しますが、印マークはサポートされていません。
 テストなどでシミュレータを動作させる場合は"Simulator"を選択すれば良いでしょう。


EStep 5. Plugin Bord の選択画面
 PICkit3では関係ないのでここの操作はすっ飛ばされます。


プロジェクト作成6

FStep 6. コンパイラの選択画面です。
 ここでは"XC8"を使用します、[v1.00]と[v1.32]の両方をインストールしています。
 [v1.32]を選択して、[Next]ボタンをクリック。

プロジェクト作成7

GStep 7. プロジェクト名とフォルダーの入力画面です。
 "Project Name:"に作成するプロジェクトの名前を入力します、ここの例は"12F1501_test"です。
 "Project Location:"にプロジェクトを作成する場所のフォルダーを入力します、
 デフォルトは"C:\Users\user\MPLABXProjects"です、変更するなら[Browse...]を操作しましょう
 (プロジェクト名とフォルダーには漢字文字は使用しない様に!)
 "Encoding:"では、ソースファイルは日本語なので"Shift_JIS"を忘れずに選択しましょう。
 後は、[Next]ボタンをクリック。

Hプロジェクトの作成は終了です、
 後はプロジェクトにソースファイルを追加して、コンパイルを行いPICに書込むと言う作業を行います。
 下で説明の”コンパイルが出力するワーニングレベルを変更する”も操作して置く事をお勧めします。

《オプションの設定変更》

"Encoding:"の設定を"Shift_JIS"に設定して置くと便利かもな操作。

メニューバーの「Tools」 → 「Options」をマウスで順番にクリックします。
下記画面が表示されたら、[Embedded]アイコンクリック → 「Generic Settings」タブをクリックします。 次に一番下の"Default Charset"の項目で"Shift_JIS"を設定して置きます。

プロジェクト作成8
この画面の"Projects Folder"を変更して見たのだが、
上記Step 7.の"Project Location"が変わらない何故だろう?

《コンパイルが出力するワーニングレベルを変更する》  *2)

最近のコンパイラ―は、コンパイル時に出力されるワーニングが何だかいっぱい出て来てしまう。
これでは何だか良く分からない、なのでぇ少しワーニングレベルを上げて抑制をした方がスッキリします。

ProjectProperties
IDEのメニューバーから[File]→[Project Properties]を順にクリックし、
Project Properties”画面を表示させます。
画面の左側[Categories]から"XC8 compiler"をクリックします。
次に表示された画面の右側で[Wanning level]に""を設定します。
でぇ最後に[OK]をくりっくしてOKです、はぁぁ〜スッキリ ヽ(*´∀`*)ノ

《ダッシュボードを常に表示して置けば便利かも?》

ダッシュボード表示1
プロジェクトを作成した直ぐの画面です。
この画面の四角赤枠のタブ"Dashboard"をクリックしましょう、下記の様な画面が表示されます。
(赤枠の場所でなく、すぐ上のパネル内に"Dashboard"タブが有る場合が有ります。)

ダッシュボード表示2
 チェックサム、メモリ使用率、ブレークポイント
 リソース等の一般的なプロジェクト情報を表示します。

 ダッシュボード表示3 プロジェクトのプロパティ設定ウインドウを
     表示します。

 ダッシュボード表示4 現在作業対象PICのデータシートを表示します。
     (ローカルに保存したデータシートを開くか、
     ブラウザを開いてMicrochip社ウェブサイト
     でデータシートを検索できます)


《MPLAB IDE V8.xx のプロジェクトからMPLABXのプロジェクトに変更》

旧のIDEプロジェクトから X IDEプロジェクトを作成する操作です。

メニューバーの「File」 → 「Import」 → 「MPLAB IDE v8 Project」をマウスで順番にクリックします。

プロジェクト作成10


下記画面が表示されます。

プロジェクト作成11


画面の[Browse...]を操作して、V8.xxxのプロジェクトファイル(xxx.mcp)を指定します。
指定したら[Next]ボタンをクリックします。

後は、上記に記載の”プロジェクトの作成”(BStep 2.以降)と同様な操作をします。
プロジェクトファイルが作成されるディレクトリは、V8.xxxのプロジェクトファイルの有る場所に出来ます。

__CONFIG のエラーについて

MPLAB(R) XC8 C Compiler Version 1.00 以前用に作成されたソースプログラムをMPLAB Xにて
表示させた場合に、下記の様にエラーが表示されていると思います。

プロジェクト作成13a
これはコンパイラを"XC8 V1.32"で使用する様に設定した場合に
"__CONFIG"の記述がダメだとエラーが出ています、
この記述を"#pragma config"で書き換えてやればエラーは出なくなります。
(少なくとも"XC8 V1.12"以降だとエラーが出ます)。

プロジェクト作成13b
こちらは"XC8 V1.00"にコンパイラを変更した場合です、エラー出ていませんね。

インクルードファイルを見てみると、確かに"XC8 V1.00"用では"FOSC_INTOSC"等が#define
されていますが、"XC8 V1.32"用には有りませんねぇ。

"#pragma config"の作成について

MPLAB X には"#pragma config"のソースプログラムを作成してくれる機能が有るので
これを利用する方法を書いて置きます。

プロジェクト作成14
 @メニューバーの「Widow」 → 「PIC Memory
   Views
」 → 「Configuration Bits」を
   マウスで順番にクリックします。

   画面の右側下のパネルに下記の様に表示されます。

 A下図の「Option」の項で各機能の設定を行います。

 B設定を行った後は、
   [Generate Source Code to Output]の
   ボタンをクリックします。
   ソースプログラムが作成されます。(下記図)

プロジェクト作成15a

この様にソースファイルが作成されるので、後はコピぺしてソースに貼り付けましょう。
プロジェクト作成15b

ね、エラーが消えているでしょう。
勿論このファイルを"XC8 V1.00"以前でコンパイルするとエラーになりますよ。
プロジェクト作成13c


__delay のエラーについては?

プロジェクト作成13d
この様に表示されますが気にしなくてもちゃんと動作はします。
気になる人はこちら「blog 渓鉄」さんのブログを読みましょう。

※ MPLAB X IDE V3.40辺りから"__delay のエラー"は消えた様です。 *1)



記事一部追記(*2) 2018/03/21
記事一部追記(*1) 2016/12/24


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