Arduino EEPROMのメインテナンス ツール
(ファイルの転送機能)
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《Arduino》
こちらのページは「Arduino EEPROMメインテナンスツール」機能の中から「ファイルの転送」
機能について記載します。
その他の機能やツールの使い方にインストール方法などはこちらを参照して下さい。
「ファイルの転送」機能は、ArduinoのEEPROMからデータを読み出してファイルに保存したり、
保存したファイルをEEPROMに書き込んだり出来ます。
この機能は、ArduinoIDEでは無理なので、ビジュアルベーシック(VB2010)で作成しています。
ArduinoIDEのCOMシリアル通信画面の代わりに使います。
VBで作成したプログラムの配布はこれで良いのか不明ですが、
他のPCに持って行き取り合えずインストールが出来たのでその方法を書いておきます。
@まず、こちらからダウンロードして下さい。
Aダウンロードファイルを解凍して、setup.exeを実行します。
.NET Framework4がインストールしてない場合はBの操作に進み、
インストールしてある場合はDからの操作に進みます。
Bこの画面が表示されたら[同意する(A)]をクリックして下さい。
C次の画面が表示され、.NET Framework4のダウンロードとインストールが行われます。
(インターネットに接続されていないとエラーで終了します)
D終了すると、次の画面が表示されるので[インストール(I)]ボタンをクリックして下さい。
インストールが終了すると、「Arduinoシリアル通信」のツール画面が表示されます。
もし、ここでエラー表示画面が出た場合は、再度setup.exeを実行すればOKと思います。
@ArduinoをUSBでパソコンに接続します。
もちろんArduinoには、「Arduino EEPROMメインテナンスツール」
のスケッチが書き込まれていなければ動作しません。
A上記載でインストールしたArduinoシリアル通信ツール(ArduinoSerial)を起動して下さい。
下図のシリアル通信ウインドウ画面が表示されます。
B通信ポートの設定を行います。
ArduinoIDEで設定している通信ポートと同じポートに設定します、設定は上画面の赤枠内[▼]をクリックして選択して下さい。
ArduinoIDEメニューバーの「Tools」→「Serial Port」を操作して見て下さい、チェックマークの付いているポート名が通信出来るポートです。
C[接続]ボタンをクリックします。
シリアル通信ウインドウ画面に下図の様に表示されます。
「通信エラー」が表示されていますが無視して下さい、通信はできます。
表示が出たり、出なかったりします、どうすればでなくなるか分かりません。<(`^´)>エッヘン
「ファイル転送機能」は上図の画面の様にArduinoスケッチがトップの[Menu Command]操作モード時
でないと操作できないしぃ、他のモード時に操作した場合は誤動作する可能性が有ります。
《EEPROMデータをファイルに保存》
@シリアル通信ウインドウ画面の[受信ファイル]ボタンをクリックします。
下図の「受信ファイルの入力」画面が表示されます。
この画面を操作して保存したい場所「フォルダー」を選択後、
ファイル名を入力して[保存(S)]ボタンをクリックします、ファイル名は何でも構いません。
AEEPROMメモリの保存する場所(アドレス)をArduinoに通信して設定します。
設定コマンドは、シリアル通信ウインドウ画面の「送信文字:テキストボックス」にて行います。
・メモリの保存開始アドレスコマンド
ts????:??に開始アドレスをHEX16進数で入力します。
例)ts20<Enter> 20H番地から保存を開始するです。
[arduino:]Now the Address of -> 0020 ←<Arduinoから返される表示文字>
・メモリの保存終了アドレスコマンド
te????:??に終了アドレスをHEX16進数で入力します。
例)ts6f<Enter> 6fH番地まで保存を行うです。
[arduino:]That address the -> 006F ←<Arduinoから返される表示文字>
この例ではEEPROMの20H番地から6fH番地までの80バイトデータがファイルに保存されます。
[送信]ボタンをクリックしても良いのですが[Enter]キーの方が操作し易いと思います。
Bシリアル通信ウインドウ画面の[EEPROM読込み]ボタンをクリックします。
[arduino:Transmitted to the PC]
80 bytes sent from the address 0020
[arduino:transmission is complete]
このメーセジが表示されたら保存完了です。
ちなみに、保存されたファイルデータ内容はHEX文字です、メモ帳以外のテキストエディターで開けます。
《ファイルに保存したデータをEEPROMに書き込む》
@シリアル通信ウインドウ画面の[送信ファイル]ボタンをクリックします。
下図の「送信ファイルの選択」画面が表示されます。
この画面を操作して送信するデータのファイルを選択して[開く(O)]ボタンをクリックします。
AEEPROMメモリの書き込む場所(アドレス)をArduinoに通信して設定します。
・メモリの書き込み開始アドレスコマンド
ts????:??に書き込み開始アドレスをHEX16進数で入力します。
例)tsa0<Enter> A0H番地から保存を開始するです。
[arduino:]Now the Address of -> 00A0 ←<Arduinoから返される表示文字>
Arduinoから返される表示文字は書き込みOKアドレスか確認して下さい。
Bシリアル通信ウインドウ画面の[EEPROM書込み]ボタンをクリックします。
[arduino:Listen from the PC]
80 bytes from the address written 00A0
[arduino:EEPROM write end]
このメーセジが表示されたら書き込み完了です。
ちなみに、書き込むデータをテキストエディターで作成して、送信する事も可能です。
また、指定したファイルは何でも送信動作します、よって注意してファイルを選択しないと誤動作を引き起こすでしょう。
《EEPROMに書込んだ内容を見る》
<<< Arduino EEPROM Maintenance Tool Ver.01.01 >>>
Menu Command [E:EEPROM Edit] [D:EEPROM display] [T:Transfer] [a:about this]
EEPROMに書き込んだ内容を見るには、このトップコマンド操作時にDコマンドを入力します。
d<Enter>
<<< EEPROM display >>>
Command [R:Return Main] [A:ALL List] [L<Adrs(HEX)>:1Line List]
表示操作のコマンド入力(A/L/R)待ちです。
R:メインメニューのコマンド入力へ戻ります。
A:EEPROMの全メモリーをすべて表示します。(Duemilanove 328は1024バイト)
L:指定アドレスから16バイト(1行)表示します。
・Lコマンドのアドレス指定
Lxxxx x部にアドレスを16進数で指定します。
例) L30<Enter> アドレスの30番地から16バイト表示されます。
こんな感じです(データの初期値はFFのようですね)
Adrs : 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F : 0123456789ABCDEF
0030 : 53 4B 15 03 FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF FF : SK..............
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